オンラインカジノと税金

オンラインカジノとは?

自宅や外出先などネット環境があればいつでも気軽に楽しめるオンラインカジノは元々ヨーロッパが発祥と言われ、欧州を中心に普及してきましたが、この数年で日本語に完全対応したオンラインカジノサイトが急増し、日本人プレイヤー数は年々増加してきています。

カジノゲーム自体はゲームアプリやドラ〇エ・シリーズなどの家庭用ゲーム内でもプレイすることができますが、ゲーム内の通貨で勝ってもゲームの中でしか使えないというケースが多いようです。その点オンラインカジノでは実際にお金を賭けて、勝てばその配当金を実際に手にすることができるため、前述のゲームよりも手に汗握るスリルと興奮も体験できるのです。さらに、数千種類とも言われるスロットゲーム、ランドカジノにいるような臨場感溢れるライブカジノゲームもいつでも楽しむことができます。

オンラインカジノは気軽に好きな時間と場所でカジノゲームを楽しめ、勝てば実際に配当金を獲得できるだけでなく、他の国内公営ギャンブルと比較して還元率がとても高いことも特徴です。オンラインカジノでは還元率とあわせて「ペイアウト(払い戻し金)率」という用語も使われています。

還元率とペイアウト率とは?

還元率とは、ベットする側が賭けた金額に対して運営者側が支払う配当金の割合を意味します。それに対してペイアウト率というのは賭けたコインやチップに対しての払い戻し数の比率を示しています。

例えば、オンラインカジノではそれぞれのゲームでペイアウト率をサイト上で確認することもできます。こちらは、プレイヤーがゲームで実際にプレイしてカジノ側から払い戻し(ペイアウト)された金額をベースに割り出されています。オンラインカジノのペイアウト率と他の公営ギャンブルのペイアウト率を比較すると、オンラインカジノがいかに配当を得られる確率が高いかということがよくわかります。

ただし上記は全体的なペイアウト率であるため、プレイヤー個人が同様に配当金を得られるというわけではありませんが、ペイアウト率が高いということは当てた時に多くの配当金を得やすいということに間違いはありません。オンラインカジノは稼げる!と言われている理由はその点にあります。

オンラインカジノ 95%-97%
パチンコ 80%
競馬 70%-80%
競艇 75%
宝くじ ロト 40%

オンラインカジノのペイアウト率RTPとは?

オンラインカジノでRTPという用語を目にされたことがあると思いますが、これは「Return to Player」の略で、和訳は「払い戻し率=ペイアウト率」のこと。つまり賭けたお金に対して払い戻される金額の割合です。ほぼ全てのスロットは95%前後のペイアウト率になっていますので、オンラインカジノをプレイする時はペイアウト率でゲームを選ぶというより参考程度にして好きなゲームで遊ぶのがベストかもしれません。必勝法ではありませんが、プレイヤーの中には、直近のペイアウト率をチェックしてスロットで遊ぶ方もいるそうです。下記の画像はゲームの平均ペイアウト率の例で、オンラインカジノの各ゲームの解説に掲載されていますが、

このRTPはゲーム自体の平均RTPになりますが、このRTPも実際は日々変動しています。
例えばもしある日、あるプレイヤーが数百倍を当てる大勝利を収めたとします。そうすると、そのゲームの当日のペイアウト率は300%と驚くほど高い率が出ることになります。その後しばらくは20%など低い率が続くなどして全体的に見ると平均が95%程ということになります。

日々の細かいペイアウト率というのはオンラインカジノでは通常アップデートしていない情報ですが、サポートに「今日の(今週の)高RTPゲームを教えてください」と尋ねると教えてくれる場合があります。逆もまた然りです。「低RTPゲーム」を聞くと教えてくれる場合があります。必勝法とは言えませんが、この情報をどう取るかはプレイヤー次第です。高い=必ず出るというわけではありませんが、出ている台で遊びたいというプレイヤーは高RTPスロットをプレイしたり、逆に「すでに他プレイヤーが大当たりを出している=しばらくは出ないかも?」ということで避けるケースもあります。低RTPゲームは直近で当たりが出ていないゲームと解釈して、「これから出るチャンス!」と捉える方もいます。

このようにペイアウト率が高いオンラインカジノでは、思いがけず大勝利を手にすることもあります。宝くじは一攫千金の夢がありますが、毎回夢を購入し続けてもある程度以上の高額当選する機会はそうそう無いのが現実。。その点オンラインカジノではジャックポットで高額勝利金を手にしたプレイヤーのニュースは頻繁に発表されていますよね。しかも海外のプレイヤーだけでなく、日本人プレイヤーも続々高額配当金を手にしています。最近では2018年に人気ジャックポットゲームMega Moolahで約1億7千万円をゲットした日本人プレイヤーがいます。ここまで高額は滅多にお目に掛かれませんが、1千万円や数百万円台だと頻繁にオンラインカジノサイトでそのニュースを目にしますよね。次はあなたの番かもしれません!

高額勝利金を手にしたら?

カジノで勝って出金!オンカジプレイヤーなら勝利金は嬉しい臨時収入ですよね。先述の通り、オンラインカジノのペイアウト率は競馬や競艇と比べて高いため、運が良ければ驚くほどの高配当を手にすることが可能なのです。宝くじのように〇等何名という枠もありませんので、他の誰かが大当たりを出しても自分のチャンスが無くなるわけではないのです。高額配当を手にしたらどうなるの?というのは恐らく気になるところですよね。宝くじの場合、高額当選者に向けた冊子があるのは周知の事実。当たらなければ実際にその冊子を手にすることはないと思いますが、その内容はネット上でも情報が出ています。
その内容の一部には、税金に関する内容が明記されていると言います。高額の所得を手にするのですから、もし高額当選をしたら税法に従ってきちんと処理をしたいものですよね。宝くじの当選金には「当せん金付証票法13条」に基づき、所得税は発生しません。

先日の宝くじのペイアウト率を見ると、およそ40%になっています。これは、宝くじを購入するとその時点であらかじめ運営側の収益とも言える税金が課税されているのです。宝くじのペイアウトは販売額の半分にも満たない額であり、宝くじの売上自体に課税する方が税収としては高くなります。二重課税にならないよう、当選金には課税されない仕組みとなっています。
ここで気になってくるのが、オンラインカジノの勝利金は税法上どういった取り扱いになるのか、ということですよね。次の章では、オンラインカジノでの勝利金に対する税金について詳しく解説をします。

オンラインカジノと税金

結構勝っているけど、この収入は税法上どういう扱いになるか納税者なら気になるところ。宝くじの当選金は課税対象ではないことは前章で述べたとおり。それでは競馬やパチンコなど他のギャンブルではどうなのでしょうか。競馬やパチンコで得た所得は、宝くじのように非課税所得の対象としては明記されていません。つまりは課税対象になる、ということです。ただ、競馬やパチンコに勝って税金を払った!という話はあまり聞きませんよね。実際、これらのギャンブルでは景品交換という名目で、勝利した場合その場で金品がやり取りされることになりますし払い戻しに身分証明も必要なく、銀行などに履歴も残らないため言ってしまえば課税対象となる高額の配当金を得て税金を払わなかったとしても、特段の問題は発生しないのです。
オンラインカジノの場合はどうでしょうか。オンラインカジノについては非課税対象として明記されていないため、課税対象となる金額以上の配当金を得た場合、納税の義務が発生することになります。さらに競馬やパチンコと違って、ほとんどの場合勝利金はオンライン決済システムを介し銀行を通して出金するケースが多いため、完全に隠しておくことは難しいですし、やはり健全に楽しくオンラインカジノをプレイして勝利金を得たら、気持ちよく引き出し、納税者としての義務も全うしたいものです。

オンラインカジノで得た勝利金の納税方法とその税法上の分類

オンラインカジノを含めた非課税対象以外のギャンブルでの収益は一時所得とみなされ、所得税を納税する必要があります。
国税庁によると所得税とは「個人の所得に対してかかる税金で、1年間の全ての所得から所得控除を差し引いた残りの課税所得に税率を適用し税額を計算」します。「所得税」には所得税法上10種類の区分があり、所得にかける税率や計算方法も、その種類によって異なります。オンラインカジノでの所得は競馬や競輪の勝利金と同様に「一時所得」に相当します。一時所得とは、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得をいいます。その対象の中には「懸賞や福引きの賞金品(業務に関して受けるものを除く)」、「競馬や競輪の払戻金」が含まれます。オンラインカジノは明記がありませんが、競馬や競輪と同様のギャンブルとして見なされますので、勝利金は一時所得の扱いとなります。

オンラインカジノ一時所得の計算方法

オンラインカジノの勝利金は課税対象であることが分かったら、具体的にどのように算出されるのかが気になるところですよね。一時所得の金額は、以下の算式が適用されます。
総収入金額-収入を得るために支出した金額(注)-特別控除額(最高50万円)=一時所得の金額
(注) その収入を生じた行為をするため、又は、その収入を生じた原因の発生に伴い、直接要した金額に限ります。(国税庁公式サイトより)

特別控除額が50万円とありますので、50万円までは非課税となります。会社員である場合は、馴染みのない方も多いかもしれませんが、確定申告をする必要が出てきます。分からない場合は税務署へ問い合わせるのが安心です。
さらに、「収入を得るために支出した金額」とある通り、その収入を得るために使った経費は控除されます。オンラインカジノの場合、勝利した金額が所得の対象となるため損失額は計算には含まれないことになります。通常所得税の対象期間は元日から年末12月31日の間の所得が対象となりますが、オンラインカジノを含むギャンブルでの収益の場合は、トータルのプラス・マイナスではなく、その都度のプラス・マイナスに焦点を当てることになります。例えば、10年間競馬に通い、残念ながら負け続けていた人が、初めて万馬券を当てたとします。「過去10年間ずっと負けてばかり。トータルでは結果的には儲けてない、だから税金は納める必要がない」という主張はあいにく通りません。
仮にオンカジプレイヤーAさんの9月中の収支を以下とします。

それぞれの総額を算出しましたが、一時所得額はプラスの収支が出たときの金額の合計額と見なされます。Aさんが負けた日の分は考慮せず、勝った日の収支50万+50万+30万=130万円 そこから控除額である50万を差し引いた合計80万円分が課税対象となります。

一時所得の税率は?

ギャンブルを含めた一時所得にかかる所得税は50%が対象となります。利益の50%が税金の対象となるということです。さらに一時所得は総合課税なため、会社員の方はその給与や、副業でその他収入がある場合もすべて合算して最終的な税額が決定します。税率については以下の表をご参照ください。

(国税庁ホームページより http://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm)

例えば、会社での給与所得が400万円、オンラインカジノでの儲けが200万円だったとします。
この場合の税率は表の上から3つめの330万円~695万円の税率である20%、控除額は427,000円となります。具体的に計算してみましょう。

「〔給与所得400万円+{(カジノ200万円-控除額50万円)×50%}-427,500円〕×20%=864,500円」
このとき、もし給与所得だけであれば、(400万円-427,500円)×20%=714,500円となるため、カジノで稼いだ部分の税金は差し引き15万円という計算です。つまり、200万円の利益に対して税金が15万円、7.5%の税率ということが出来るでしょう。

確定申告について

オンラインカジノを含むギャンブルでの収益には、50万円の控除額がありますので、オンラインカジノで獲得した勝利金が50万円を超えない限りは、税金を納める必要はありません。幸運にも大勝利を収め50万円を超えた場合にのみ、確定申告が必要になります。脱税となったり追徴課税の連絡が来ないためにも、楽しく遊んで勝ったら、確定申告を行い気持ちよくまた運試しをされることをおすすめいたします。
確定申告は、1月1日~12月31日の間に発生した所得に対して行う必要があり、その翌年の2月16日~3月15日の間に確定申告を行うことになります。確定申告に必要となる書類は以下の3種類です。

  1. 源泉徴収票
    会社勤めである場合は、年末年始に雇用主である企業から受け取ることができます。
  2. 支払調書
    支払調書はオンラインカジノ側から受け取る書類です。多くのオンラインカジノの運営元が所在する海外と日本では税制度も異なります。そのため、プレイヤー側から請求しない限り支払調書が送られてこない場合もあります。その際はサポートへ催促しましょう。オンラインカジノのアカウント上で確認できる収支履歴をプリントアウトしたものでも通る場合もあります。
  3. 経費領収書
    経費の領収書は合計の所得が300万円を下回る場合は提出の必要はありません。

確定申告が初めての方にとっては、申告方法が難しいと感じられる方もいらっしゃると思います。不明な点があれば税務署へ問い合わせをされることをおすすめいたします。

確定申告をする際の注意点

確定申告を行う際、会社勤めをされている方へご留意いただきたい点があります。それは「住民税の普通徴収」と呼ばれるものです。確定申告書の2面にある、「給与所得者がその他の所得にかかる住民税の徴収方法」という欄を確認してください。そこの「普通徴収」にチェックを入れる必要があります。
「普通徴収」とは住民税を自ら収める方法で、「特別徴収」とはサラリーマンであれば給与を出している会社から給料から天引きする形で納めてもらう方法をそれぞれ指しています。「特別徴収」のままだと、確定申告で明らかになった所得からの金額が雇用主である会社に明らかになってしまいます。「副業禁止項目」などが労働契約に含まれている場合は契約違反となる可能性があります。
「普通徴収」にチェックを入れておけば、住民税徴収票は会社ではなく自宅住所に届くことになるため安心です。

まとめ

他のギャンブルと比較してペイアウト率が高いオンラインカジノ。オンラインカジノでは、運が良ければ思いがけず大勝利を手にすることもあります。嬉しい臨時収入になりますが、納税者なら気になるのがその所得の税法上の取り扱いです。オンラインカジノで得た配当金は所得税の課税対象になります。後に追徴課などとなってしまわないよう面倒に思わず、利益を得たら必ず申告しましょう。税金を納める必要があるほどの勝利金をオンラインカジノで得たということは、ステータスになってもいいくらいです。楽しく健全にオンカジライフを送りましょう!